巻き爪は「深爪が原因」と思われがちですが、実際にはひとつの原因で起こることはほとんどありません。合わない靴、足の環境、歩き方のクセ、運動歴、職業など、複数の要因が重なって爪が巻き込むように変形していきます。

だからこそ、原因を正しく把握しないまま対処すると、一時的に楽になっても再発を繰り返してしまいます。

このページでは、新横浜の足と爪の痛みセンターがこれまでの施術経験をもとに、巻き爪の主な原因となりやすい人の特徴、そして再発を防ぐための考え方を解説します。

巻き爪の主な原因

巻き爪の原因は、大きく5つに分けられます。多くの方は、このうち複数が同時に当てはまっています。

1. 合わない靴

靴の幅(ワイズ)が合っていない

靴選びで見落とされやすいのが、長さ(サイズ)ではなく幅です。実際には、長さが合っていても幅が合っていないことで巻き爪につながるケースが多くあります。

幅が狭い靴の場合

つま先を頂点として見ると、幅の狭い靴は足の早い段階から内側へ閉じていくため、閉じていく角度がきつくなります。その結果、親指と小指が中央へ寄せられます。

このとき親指は内側へ、小指は外側へねじれるように傾きます(親指は内旋、小指は外旋)。親指は下がった内側から爪が巻き込み始め、さらに外反母趾の傾向で関節(MTP関節)が曲がると、今度は人差し指に押されて反対側も巻き込まれていきます。

小指も同じ原理ですが、小指の場合は巻き爪よりも爪が厚くなる(肥厚爪)ことが多くなります。爪の表層に剪断力が加わり続けるためです。体重は主に親指側にかかるため、症状として現れやすいのは親指です。

足幅が広い方に多い靴選びの間違いとして、足幅が合うまで足の長さを大きく(長いものへ)してしまうことです。25センチの人が27センチや28センチの長さの靴を買って、足幅に合わせているケースなどはとても多いです。

幅が広すぎる靴の場合

では広ければ良いのかというと、そうではありません。広い靴では足が左右に動く余裕が生まれますが、足は水平にまっすぐ動くのではなく、ねじれながら転がるように動きます。つまり前述の内旋・外旋が起こるため、結局は爪が巻きやすい状態になります。

大切なのは「ぴったり」であること

きつくても、緩くてもいけません。足と靴の一体感が重要です。サーフィンのウェットスーツや、手術用の使い捨てグローブのように、足に吸い付くフィット感が理想です。

足幅が2Eの方が4EやDの靴を履いていては、長さが合っていても巻き爪のリスクは下がりません。

靴の機能が劣っている

幅も長さも合っているのに巻き爪になる場合、靴そのものの機能が不足していることがあります。見た目や履き心地では判断しにくい部分ですが、確認すべきポイントは3つあります。

1. ねじれにくいこと

靴のつま先側とかかと側を持って、雑巾をしぼるようにひねってみてください。簡単にねじれてしまう靴は、歩行時に足のアーチを支えられません。

ねじれやすい靴では、土踏まず(内側縦アーチ)とMTP関節部分の横アーチが崩れやすくなります。厳密には距骨が下がりやすくなる状態です。その結果、外反母趾を引き起こす方向に力がかかり、親指が内側へねじれます。これは前述の「幅の合わない靴」と同じ流れで、爪が巻き込む原因につながります。

2. かかとにヒールカップがあること

かかと部分が硬くしっかりしている靴は、安定性が上がります。

かかとの骨は足の中央ではなく、やや外側に位置しています。そのため構造的に内側へ崩れて倒れやすく、ねじれやすい靴と組み合わさると悪い相乗効果を生みます。ヒールカップがあることで、この内側への崩れに制限をかけられます。

3. シャンクが入っていること

シャンクとは、靴底(アウトソール)に内蔵されているプレートのことです。これが入っていると、足が曲がる位置がMTP関節部分に限定されます。

シャンクのない靴では、歩行時に後ろ足で地面を蹴る際、土踏まずの部分まで曲がってしまいます。これは扁平足を誘発しやすい状態です。

靴ひもをその都度結び直していない

靴ひもは「一度結んだら、あとは脱ぎ履きするだけ」という使い方をされがちです。しかし、履くたびに結び直しているかどうかで、足の状態は大きく変わります。

なぜ結び直しが必要なのか

ひもをその都度しっかり結び直すと、靴の中で足が前方へずれなくなります。足が前にずれないため、指を伸ばしたまま使うことができ、屈み指(クロートゥ)になりにくくなります。

ひものゆるみは前後方向だけではなく、左右を含めた全方向に生じます。ゆるんだ状態では、足趾にしっかり圧を入れた歩き方ができません。

極論を言えば、かかとのある靴で、かかとが浮かない・動かない状態を作れれば、指を伸ばし続けられます。逆に指を曲げると横アーチが下がります。横アーチが下がると、外反母趾、内反小趾、モートン病などにつながりやすくなります。このかかとの固定力を生み出すのが、ひものある靴です。

「しっかり結ぶ」とはどの程度か

最も重要なのは、その都度の結び直しを「しっかり」行えているかどうかです。

具体的には、ひもを通す穴のうち、足の甲の下から2段目あたりからしっかり引き上げ、強く結びます。

強さの目安は次の通りです。下り坂を歩いていても指を伸ばし続けられること。そして、靴を脱ぐときに反対の足に引っ掛けて脱ごうとしても、足が抜けないのは当然として、かかとが動かないこと。脱げなくても、かかとが動くようであれば、まだひもがゆるすぎます。

脱ぐときに足の甲までしっかりひもをゆるめておけば、次に履くときも締めやすくなります。結んだまま靴べらで足を入れてしまうのは、もってのほかです。

ひものない靴は全般に不利

パンプスが良くないのは、ひもがなく、かかとの高さがあるために足が前方へ滑りやすいからです。さらにデザイン優先で先端が細い靴は、横幅から先端に向かって尖る角度が鋭角になります。ローファーも同様です。

つまり、ひものない靴は全般に不利ということになります。長靴、スリッポン、サンダルなどは、特に下り坂で屈み指(クロートゥ)を助長しやすくなります。

大切なのは足と靴の一体感

一体感がなく、密着度の低い靴では、足に遊びが生まれます。その遊びが扁平足や屈み指(クロートゥ)につながり、あるいは靴に押される力が加わって、巻き爪へと発展します。

さらにサイズの合っていない靴でこれを続けると、巻き爪だけでなく、外反母趾や指の変形、扁平足など、さまざまな方向へ悪化していきます。

習慣化することが最も大変ですが、最も重要で、最も効果のある取り組みです。

靴のサイズ表記と足長の測り方

靴のサイズは「25センチ」と書かれていれば25センチだと思われがちですが、実際にはそうとは限りません。規格によって、表記と実際の内寸の関係が異なります。

① JIS規格と海外規格の違い

日本のJIS規格に準拠した靴は、表記されているサイズが足長を示しています。たとえば25センチと表記されていれば、それは25センチの足に合うという意味で、靴の内寸は約1センチ大きく作られています。これを捨て寸と言います。

一方、ナイキやアディダス、プーマなどの海外規格の靴では、メーカー各自の基準により作られているため25センチと表記されていれば内寸そのものが25センチであることも多いです。なので、靴のメーカーによりサイズを変えて買う方が多いのです。

つまり、同じ「25センチ」でも中身が違います。当センターでは、JIS規格の測定方法を用いて足長を計測しています。

② 自分の靴が合っているかを確かめる方法

ご自宅でも簡単に確認できます。

靴から中敷きを取り出し、かかと部分を壁に当てます。その上に自分の足を乗せ、かかとを壁に合わせ指をしっかり伸ばします。このとき、つま先側(人差し指)の中敷きに1センチほどの余白があれば適切です。

③ 靴の履き替えと劣化

靴は1足を履き続けるより、2足を交互に履く方が長持ちします。

また、前述した3つの機能(ねじれにくさ、ヒールカップ、シャンク)は、経年劣化によって低下していきます。見た目が問題なくても、機能はへたっていくため注意が必要です。

特に、かかとがすり減ったまま履き続けると、足の状態はさらに悪化していきます。

当センターでは、靴の幅・機能・ひもの結び方を一つずつ確認したうえで、JIS規格に準じた計測方法から適正サイズを割り出し、その方の足に本当に合った靴の選び方をご案内しています。

2. 深爪・足環境

靴の次に見落とされやすいのが、靴下と爪の切り方、そして毎日歩く環境です。いずれも「そこまで影響があるのか」と思われがちですが、毎日繰り返されるぶん、爪への影響は小さくありません

靴下のサイズ・種類が合っていない

靴下は靴ほど意識されませんが、足指の状態を大きく左右します。

① 素材とサイズ表記の問題

綿の比率が高い靴下は、洗濯のたびに縮みやすくなります。逆に化学繊維は伸びやすい性質があります。

さらに靴下のサイズは「22〜24センチ」のように幅を持たせた表記が一般的です。この幅の上側で合わせるか、下側で合わせるかによって、縮みや伸びの影響の受け方が変わります。

② 自分で確認する方法

足を浮かせた状態で、裸足のときと靴下を履いたときの指の状態を比べてみてください。靴下を履くと指が丸まってしまう場合、その靴下は小さすぎるか、ゴムが強すぎます。

この状態では、歩行時に一歩を前へ出す際、靴の中で指が曲がったままになりやすくなります。そのまま着地する動作を繰り返すことで、屈み指(クロートゥ)につながります。

③ 特に注意したい靴下

最も影響が大きいのはストッキングです。あれだけ伸びるものを履けば、縮もうとする力によって指が丸められます。そのときの圧で、外反母趾や巻き爪が起こりやすくなります。

また、むくみ(浮腫)対策の着圧ソックスやタイツも注意が必要で、商品により足先にも強い伸縮性を持たせているものあります。

なお、このケースは親指のねじれによって起こる巻き爪(内部原因)とは異なり、環境要因(外部原因)による巻き爪です。

浅い靴下(夏場のスニーカーソックスなど)も注意が必要です。脱げにくくするため、かかとの滑り止めに加えて全体的に伸縮率の高いものが多く、足先に圧が入りやすくなります。

足袋靴下は、和装のお仕事をされている方に多く見られます。すり足で歩くことがあれば、床と足の間に生じる剪断力が靴下に働き、爪先を圧迫します。

5本指靴下も同様です。一本ずつ指を包むことで、爪の両端が下側への圧を受け、巻き込みやすくなります。特に、すり足傾向でしっかり歩けていない方は注意が必要です。

ただし5本指靴下は、指の付け根の股が蒸れにくくなるため、衛生面(足白癬の予防)では利点があります。また、かかとから指先までしっかり使えている歩き方ができている方であれば、問題は少なくなります。

深爪をしてしまう

巻き爪の原因として最もよく挙げられるのが深爪です。しかし、実際には深爪=巻き爪ではありません。深爪と、ここで挙げている他の原因が組み合わさった結果として起こります。

① 深爪で急激な痛みが出る場合は「陥入爪」

深爪をきっかけに急激な炎症などが起きる場合、それは陥入爪と呼ばれる状態です。

因として多いのは、爪切りで角を落とす際、端まで切りきれなかった爪を引っ張って取ることでできるトゲです。また、切った爪の角が鋭角になっている場合も、トゲと同様に刺さって痛みを出します。

これはあくまで陥入爪であり、爪の形が巻いていても巻いていなくても起こります。出血や化膿、炎症の原因は、爪の端の鋭角な部分に由来することが多いためです(爪側溝の圧迫によっても起こります)。

② なぜ深爪が巻き爪につながるのか

足指の腹(指紋・足紋)を使って地面を踏むと、その圧が爪へと移動します。爪にはその圧を受け止める役割があり、そうすることで足紋を使って床をグリップできます。

ところが、指腹までしっかり圧が入らない状態で、さらに靴や靴下に押されると、爪は巻いてしまいます。

爪の両端は、下からの圧を受け止める役割を担っています。深爪をすることで、この圧が爪の前方へ向かうようになり、爪が埋もれて巻き込みが始まります。

③ 爪の切り方

そのため、爪の切り方も大切です。

フリーエッジの形状などにより個人差はありますが、おおむね次のように整えます。指より少し短く、角は軽く丸め、地面から垂直に擦り上げても引っかからない程度にします。

長さの目安は、指の前方正面から触れたときに、先に皮膚が当たり、軽く押すと爪が当たるくらいです。

生活環境(坂道・路面状態)

毎日歩く道の条件も、足への負担を左右します。

坂道が多い環境では、靴をしっかり履けていない場合、前述と同様に足へ負担がかかり、結果的に巻き爪になりやすくなります。

路面状態の悪い環境でも同じことが起こります。

また、雪国など凍結路面を歩く頻度が高い場合は、すり足の傾向が強くなり、アーチも崩しやすくなります。

爪の状態や切り方だけでなく、普段お使いの靴下や生活環境まで含めて確認します。そうして、巻き爪につながっている要因を整理していきます。

※ご自身がどの原因に当てはまるか知りたい方は、巻き爪矯正施術のページもあわせてご覧ください。

3. 歩き方・身体的特徴

同じ靴を履いていても、歩き方や身体の特徴によって、爪にかかる負担は変わります。ここは意識されにくい部分ですが、再発を防ぐうえで特に重要です。

誤った歩き方・足指の使い方

屈み指(クロートゥ)の状態で歩くと、爪先に負担がかかるだけでなく、縦アーチ・横アーチが下がりやすくなります。

たとえ靴ひもをしっかり結べていても、歩行時に前足の指の腹(足紋)が地面側にしっかり接地することが大切です。

① 指を使えていない歩き方

後ろ足になって床を蹴るとき、足首・膝・股関節を主に使っている方がほとんどで、指を曲げる動作をしている方はほとんどいません。

割合としては少数ですが、MTP関節から指節関節までをしっかり屈曲させることが大切です。イメージとしては、砂浜を裸足で歩くときの歩き方です。

スリッパやかかとのない靴も、指を使えないという点で同様です。

短期間の急激な体重変化(妊娠を含む)

短期間での体重変化も、アーチに影響します。代表的なのが妊娠中の体重増加で、縦アーチ・横アーチが下がりやすくなります。

さらに妊娠中は、靴ひもの結び直しや爪切りそのものが難しくなります。

加えて、股関節を開いてややがに股の傾向になるため、かかとから親指の内側へと移動軸が通るようになり、扁平足を助長します。

遺伝的要素・身体の状態

爪そのものの厚みや変形、下肢の冷え、貧血なども、巻き爪に影響します。

① 遺伝と後天的要素の関係

遺伝的な骨格は遺伝する傾向があります。一方で、これまでの運動歴は個人が選択してきた後天的なものです。

筋肉の発達には個人差があるため、筋力が落ちてくる中年以降から、遺伝している親の足に似てくることがあります。

ただし、遺伝だからとあきらめる必要はありません。巻き爪を再発させないためにも、予防的に運動や歩き方を選択していくことが大切です。

② 栄養状態・冷えと爪の関係

爪は、貧血や栄養状態によっても変化します。爪が波打ったり、反り返ったりするのはそのためです。

足の冷えが強い方では、比較的爪が薄く、反り返りながら巻いていることが多く見られます。

初回のカウンセリングでは、歩き方や足指の使い方、身体の状態を評価します。そのうえで、その方に必要な予防のポイントをお伝えし、再発予防に欠かせない歩行訓練の指導まで行っています。

4. 運動歴・外傷歴

巻き爪は、これまでの運動習慣や身体の状態の積み重ねによっても起こります。特に成長期の足の変化と、爪先に負担のかかる運動は、深く関係しています。

成長期からの運動歴

① 未就学児の靴選び

小児期(未就学児)は、足の大きさがどんどん変化していきます。そのため、つい大きめの靴を履かせてしまいがちです。

逆に靴が小さすぎる場合も問題です。子どもは足指を丸めて痛みを減らそうとするため、小さすぎることに気づかれないことが多くあります。

この時期はまだ靴ひもを結べないことが多く、マジックテープすらない靴を履くこともあります。最低限、マジックテープで固定できる靴を選んであげたいところです。

② 就学後の上履きと運動習慣

小学校に入ると、学校によっては指定の上履き(ひも・マジックテープなし)が多くなります。これもまた足を固定する力がないため、屈み指(クロートゥ)を助長します。

小学生あたりからサッカー、野球、ミニバスなどの運動習慣も始まりますが、ここでも靴のサイズや履き方がきちんとできていないことが多く見られます。校外活動で運動量が増えると、痛みを出すことも増えていきます。

特に小学校高学年から中学生あたりでは、サッカーやテニスなど、爪先に負担のかかる部活をしている子が巻き爪になることが多くなります。

③ 成人以降

成人でも、スポーツジムや運動サークルに参加し始めてから巻き爪になる方がいます。運動習慣が変わるタイミングは、年代を問わず注意が必要です。

外傷歴・身体の疾患

運動そのもの以外に、身体の疾患が足の使い方を崩し、結果として巻き爪につながることもあります。

腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、すべり症、分離症、坐骨神経痛、先天性股関節脱臼、股関節臼蓋形成不全など、これらによって足部の使い方が崩れていき、結果として巻き爪になる方も非常に多くいらっしゃいます。

これまでの運動習慣や既往を丁寧に伺います。爪だけを見るのではなく、足から全身までのつながりを見出し、対策や施術を提案できることが、鍼灸整骨院ならではの強みです。

5. 職業歴

職業によって、姿勢や足の使い方には決まった偏りが生まれます。そして巻き爪につながる職業には、共通点があります。横アーチが潰れる姿勢や動作を、毎日繰り返しているという点です。

① しゃがむ・立て膝の姿勢が多い職業

保育士、幼稚園教諭は、背の低い小児に目線を合わせるため、立て膝をつく姿勢が多くなります。このとき後ろ側の足は、MTP関節を極端に伸展した状態になります。これはハイヒールを履いているときと同じ姿勢、つまり横アーチが消失した状態です。

看護師や介護職も、患者さんに合わせて姿勢を低くする動作が多いため、ほぼ同様です。さらにこれらの職業では、脱ぎ履きのしやすさからスリッポンを選ぶ方が多くなります。前述の通り、ひものない靴は足の一体感が得られず、屈み指(クロートゥ)を助長します。姿勢と靴の両方が重なることになります。

② 足底で操作を繰り返す職業

ドライバー業務では、足の指ではなく、母趾球を含めた足底のMTPラインを頻繁に使ってアクセルをコントロールします。この動作の反復が横アーチの扁平化につながり、結果として巻き爪の方向へ進みます。

③ 靴を選べない職業

職種によっては、靴そのものを選べないことがあります。そして支給される靴の多くは、足との一体感が得られにくい構造をしています。

安全靴は男性向けが一般的で、幅広が中心です。さらに、現場によってはひもやマジックテープの付いた安全靴が禁止されている場合があります。固定力が弱まるため、縦アーチ・横アーチともに下がりやすくなります。

調理などで使う長靴は、内部で足が動きやすく、一体感がありません。医療・介護福祉シューズも同様に、スリッポンタイプで簡単に脱ぎ履きできるものが多くなります。

簡単に履ける靴は、簡単に脱げる靴です。つまり、それだけ足が動く遊びがあるということになります。この遊びが、扁平足や屈み指(クロートゥ)、そして巻き爪へとつながっていきます。

実際の施術では、お仕事による姿勢の偏りや、選べない靴といった制約も踏まえます。その方の生活に合わせた、現実的な対策をご提案します。

ざっと見ても、少なくともこれだけの原因が、個人個人の生活条件、環境により複合して発生します。決して1つだけが原因ではありません。

大事なことは、適切な靴とサイズで、しっかり履き、しっかり歩くことです。

原因が分かっても、自分ひとりで改善するのは簡単ではありません

ここまで見てきたように、巻き爪は複数の原因が組み合わさって起こります。そのため、ご自身がどの原因に当てはまるのかを正確に見極め、一人ひとりに合った対策を立てることが大切です。

当センターでは、国家資格を持つ施術者が原因を分析し、切らない・痛みの少ない矯正と、再発予防までをご案内しています。他院で改善しなかった方、爪水虫を合併している方のご相談も承っています。

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